吉野大和石

2020-06-15

奈良県の銘石「吉野大和石」のご紹介です。
吉野川周辺で産出される色とりどりの石で、緑から赤が特徴です。
地質は堆積岩で、叩くと板状にはがれるように割れます。
きっと緑泥岩かと思います。
鉄分が多く含まれているため、それが酸化して赤くなるようです。それにしても鉄分だけでここまで赤くなるのでしょうか?他の鉱物や金属も影響しているのでしょう。

あざやかな緑は緑簾石、ピンク色のものもありますので、それは長石(フェルドスパ)でしょう。
これが一つの原石に集まると、いわゆるユナカイトと呼ばれるものになります。

この辺りは、さらなる調査が必要だと思っています。

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